肝臓に良い食べ物とその成分とは

肝臓に良い食べ物とその成分とは

それでは、具体的に肝臓に良い食べ物にはどんな栄養素が必要なのでしょうか?

先程見たように、肝臓は多くのエネルギーを必要としています。

そこで、まずは良質のタンパク質やビタミン類を多く含んでいなければなりません。

タンパク質は肝臓の細胞そのものになっていくもので、ビタミン類は肝臓の働きを助けるためのものです。

タンパク質には動物性と植物性のものがあるので肉類や乳製品だけではなく、大豆など植物からも摂った方が良いでしょう。

また、ビタミンについては主にB群が必要ですが、その他のビタミンもバランスよく摂取しなければなりません。

さらに、ただ肝臓に良い食べ物を摂るだけではなく、食後はゆっくりと休む事も大切です。

「食べてから寝ると牛になる」という迷信もありますが、肝臓のためには食後は少し横になって休んだ方が正解です。

これは、休むことで内臓に血流が流れ消化がしやすくなると共に肝臓の負担を減らすことにもつながるからです。

具体的に肝臓に良い食べ物と言えば、多くの人が「しじみ」を思いつくでしょう。

確かにテレビでもよく宣伝していたり、しじみエキスのサプリメントも売っていたりします。

しじみが肝臓に良いのは昔から知られていて、二日酔いの朝にしじみ汁を飲むと良いと言われてきました。

一般的にもしじみにはビタミンBやアミノ酸、タウリンが豊富に含まれているので肝臓に良いと思われています。

しかし、それらの栄養成分はしじみだけが特に多いわけではなく、他の貝類やイカ、タコなどの海産物にも多く含まれています。

それでも、昔からしじみは日本人の食卓によく上る食材であり、特にしじみ汁としてよく食べられていました。

実際、しじみに含まれるタウリンやビタミンB類は水溶性なので汁物にすると効率よく摂取できます。

ですから、しじみが特に肝臓に良い食べ物であるというよりも、肝臓に良い食べ物の中でも特に食べやすい食材として広まったのだと思われます。

しじみに多く含まれるオルニチンという物質が効くという説もありますが、しじみの効果は日本人にポピュラーな食材という事情から経験的に知られてきたようです。